一言にプログラミング言語と言っても様々な種類があり、それぞれできることは違います。
そんなプログラミング言語の中でも「Java」は、ポピュラーで需要のある言語と言われています。
とても人気のあるプログラミング言語ですし、初心者の方に進められることの多い言語でもあります。
しかし、実際はJavaの学習はほかの言語と比べても難しく、
それ相応の学習環境を整えて勉強をしなくては習得することは難しいとされています。
そんなJavaを習得するためにも、プログラミング初心者の方は、まずJavaの特徴をから勉強していきましょう。
この記事の目次
そもそもJavaって?
そもそもJavaとはどのようなプログラミング言語なのでしょうか?
その特徴について考えていきましょう。
OSに依存しない
JavaはOSに依存することなくプログラムを実行することができます。
OSというのはOperation System(オペレーティング・システム)のことで、
パソコンやスマートフォンを動かすためのシステムのことです。
スマートフォンですと「Android」や「IOS(iPhone)」、
パソコンでいうと「Windows」や「Mac」などがこのOSに当たります。
OSにとらわれることなく、
一度プログラムを書いてしまえば、どんな環境でも動くというのがJavaの魅力です。
どんな環境でも開発できる言語であるため、汎用性が高いです。
洗濯機だってゲーム機だって電車の改札だってやろうと思えばJavaで動かすことができます。
コンパイラ言語のため処理が速い
Javaはコンパイラ言語という枠組みに分類されます。
そもそもプログラミング言語には、
コンパイラ言語とスクリプト言語という大きな二種類の言語があります。
コンパイラ言語は機械の言葉に近い言語であるため、機械の処理が速くなります。
スクリプト言語は少し人間にやさしい言語であるため、コンパイラ言語に比べるとどうしても処理が遅くなってしまいます。
そのため、コンパイラ言語であるJavaは比較的処理の早い言語であると言えます。
オブジェクト指向の言語である
Javaにはオブジェクト指向という考え方があり、
この考え方によってJavaはプログラムの拡張性を高めています。
オブジェクト指向とは、プログラム全体を「物」として考え、
その「状態」や「機能」をコード(プログラム)として考える概念です。
オブジェクト指向は日本語に無理やり直すのであれば、
物的思考法(指向法)とも考えることができ、プログラムを物ととらえます。
少し難しい考え方ですので、例えを交えて説明します。
オブジェクト指向の例
例えばアナログ時計があったとします。
私たちの世界は一日が24時間である為、
通常時計には1から12までの数字や今日の日付が割り振ってあります。
プログラムで考えるなら、
時計プログラムには1~12までの数字と今日の日付が「状態」として割り振ってあることになります。
勿論時計には時間を刻む役割がありますし、
他にも時計にはアラームなんてものもありますから、
時計プログラムにはアラームと時間を刻む「機能」をプログラムで持たせてあげます。
しかし何かが起こって一日が26時間になったとします。
この場合時計を26時間使えるように修正してあげる必要があるわけですから、
時計に13の数字を増やすことになります。
プログラムで考えると、時計プログラムの「状態」に数字の13を増やしてあげる訳です。
オブジェクト指向では、このようにプログラムをひとまとまりの物としてとらえ、
状態や機能を持たせてあげます。
オブジェクトの状態、機能を追加・修正・削除することで、拡張性の高いプログラムを構築することができる訳です。
セキュリティが強固
Javaには先ほどお話した「オブジェクト指向」という概念があるので、
セキュリティのレベルを高くすることができます。
そのため銀行や証券会社といった高いセキュリティレベルを必要とするシステムの開発を行う事ができます。
他のプログラム言語と比べて安定性が高く、
セキュリティ面で信頼が厚い言語と言えるでしょう。
Javaの学習で難しい点
冒頭でお話ししましたように、Javaは人気があり初心者によく進められる言語ですが、
その半面学習が難しい言語でもあります。
どんな点が難しいのか少し整理してみましょう。
環境構築
他のプログラミング言語でもそうですが、
プログラミングの学習を始める際には環境を整える必要があります。
Javaの場合、まずJDKをインストールします。
JDKは「Java Development Kit」の略で、
パソコンでJavaを使えるようにするためのソフトウェアの事です。
そのあとにエディターと呼ばれる実際にプログラミングをするためのソフトウェアをインストールします。
他の言語であれば環境構築はエディターだけで済むこともあるのですが、
Javaは拡張性が高い言語であるがゆえに、作るプログラムによってはエディターとJDKだけでなく、他のソフトウェアのインストールも必須になります。
例を挙げると、「Tomcat」のようなwebページを作成するためのソフトウェアや「MySQL」というデータベースを扱うためのソフトウェアをインストールする必要があります。
JDKのインストールに関しましてもJDKバージョンによって、
他のソフトウェアでエラーを起こす場合がある為、うまくいかないときもあります。
こういったことから、Javaで学習を始める際は、どうしても環境構築で躓きがちです。
理解が難しい
Javaは文法規則やプログラムの記述の仕方が他の言語に比べて複雑です。
先ほど「オブジェクト指向」のお話をしたときに、難しいと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、その「オブジェクト指向」を理解しなければ、Java学習の第一歩を踏み出すことはできません。
また、言語自体が複雑であるため、他の言語と比べてどうしても記述するコード(プログラム)の量が多くなってしまう傾向にあります。
一つ一つ理解をしていかなければプログラムの構造を把握することも難しくなってしまうでしょう。
一人前になるまで時間がかかる
Javaは汎用性が高い言語であるため、様々な分野で活躍することができます。
しかし、様々な分野で活躍することができる分、様々な知識をつけておく必要があります。
別の言い方をするとJavaだけで完結することはあまりありません。
例えばweb系の開発を行う事もできるため、ネットワーク周りの知識や、場合によっては「HTML」などを用いたJSPやサーブレットと呼ばれる技術についても理解する必要があります。
また、 「Oracle」や「MySQL」などのデータベースに接続して情報をやり取りする知識も必要になってくるでしょう。
実践レベルのJavaの運用を考えると、どうしても学習する内容は多くなってしまいます。
またのそのような実践レベルの内容を取り扱った教材が少ないこともJavaの習得が難しい一因と言えるでしょう。
コンパイルの必要がある
先ほどJavaは「コンパイラ言語」であるというお話をしました。
このコンパイラ言語は、作成したプログラムをコンピューターで実行できるようにするために、一度コンパイルという作業をして挙げる必要があります。
エディターの中にはコンパイルを自動で行ってくれるものもありますが、開発環境によっては自分でコンパイルという作業をする必要があります。
自分でコンパイルを行うためには別途コマンドを覚える必要があり、
場合によっては新しいソフトウェアの操作方法を身につける必要もあります。
Javaを学習するメリット
それでもJavaに人気があり、多くの方が学習を勧めていることには理由があります。
今度はJavaを学習するメリットを考えてみましょう。
人気が高いため勉強しやすい
Javaは人気のある言語ですので、
それに伴って参考にできるサイトや本などの数が圧倒的に多いです。
簡単なエラーであれば日本語で検索しても見つかることがあります。
分からないことがあった時に、検索をすれば答えが見つかる可能性が高いため、
そういった意味では学びやすい言語であると言えます。
需要が高く、仕事がある
Javaはその汎用性の高さから様々な開発で使用されるため、仕事が多いです。
できることが多いわけですから、習得さえしてしまえば仕事には困りにくいです。
「プログラミングを勉強したいけど、どの言語を勉強するか特に決まっていない」
という方はJavaを勉強しておくことをおススメします。
他の言語が学びやすくなる
Javaには先ほどお話しした「オブジェクト指向」のような少し難しい考え方があり、習得することは決して簡単なわけではありません。
しかし「C#」や「Ruby」などJavaの影響を受けて発展していった言語もありますし、またそもそもJava自体も習得が難しいため、一度習得してしまえば他の言語の習得も比較的容易になります。
Java学習におすすめの教材
プログラミングを学習しようと思ったときに、本やサイト、スクール、
「e-ラーニング」のようなオンライン教材で学習をすることが一般的だと思います。
しかしJavaを習得して仕事につなげたいと考えたとき、
本やスクールでの学習だけでは難しいでしょう。
2020年現在、新型コロナウイルスの影響によって、
仕事の多いJavaとはいえどうしても仕事の数は減ってしまっています。
就職先を確保してくれるスクールももちろんありますが、こんな状況下ですのでどうしても分の悪い環境での仕事が多くなることは否めません。
仕事を確保することのできる実績のある会社に入社することが大切です。
そのためにも、わかりやすい事はもちろんですが、
実践レベルのスキルが身につく教材で学習を行う必要があります。
そこでおすすめの教材が「みにプロe-ラーニング」です。
実践レベルの学習ができる
Javaの学習教材は多々ありますが、実践レベルの問題を取り上げている教材は少ないです。
そのためJavaを勉強しても、仕事に活かすことが難しくなってしまいます。
「みにプロ」ではECサイトや予約サイトなどを題材としてJavaの学習ができます。
様々な業種のシステムをまねて作る事ができますので、
他の教材では勉強することのできない実践的な部分まで学習をすることができます。
環境構築不要で今すぐ学習できる
「みにプロ」にはアクティブエディターと呼ばれるエディターが用意されているため、環境構築を行う必要なく学習を始めることができます。
またアクティブエディターにはプログラムをコンパイルする機能も付いていますので、コンパイルもいりません。
環境構築で躓いてプログラミングをすることなく学習をやめてしまう事は非常にもったいないです。
まずは、環境構築を省いてプログラムを組んでみましょう!
学生は無料で利用できる
「みにプロ」は大学生、専門学生、短大生の方は無料で学習をすることができます。
学生の方にとって、お金がかかる学習方法はどうしても億劫です。
まずは無料の教材でプログラミングを始めてみましょう!
試験に合格すれば入社することができる
「みにプロ」は、用意された試験に合格すれば、
「みにプロe-ラーニング」を制作しているVIH(ベオスアイティーホールディングス)への入社が可能です。
入社後の研修では、給料を貰いながらプログラミングを学ぶことができます。
実務経験を積んだ講師の手厚いサポートの中、
3か月間の研修を経てエンジニアになることができます。
未経験からプログラマーを目指すなら
VIH movie
ベオスアイティーホールディングスはIT教育に注力し、子供から学生、経験の有無を問わず育成してきました。
当社では、23年もの実績ある未経験者向けプログラミング研修制度を利用しているので、
これまでプログラミングに触れたことのない方でも、3か月間の研修を受けることでプロレベルのスキルを身に着けることができます。
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