普通勉強と言えば、スクールに通う事や、参考書を購入して独学することを思い浮かべると思います。
しかし、独学でのプログラミング学習の挫折率は98.5%ともいわれています。
つまり本やサイトで学習しても一部の天才しか習得できないのです。
スクールで学べばもう少し習得しやすくなるかもしれませんが、どうしてもまとまったお金が必要になります。
学生の方にとってはあまり好ましい学習方法とは言えないでしょう。
しかし最近では、「e-ラーニング」というオンライン学習が台頭してきました。
そこで本記事では、独学でプログラミングを学ぶ方向けに、e-ラーニングとは何なのか」、「e-ラーニングは他の学び方と何が違うのか」どんなe-ラーニング教材を選べばよいのか」という事をお話していきたいと思います。
この記事の目次
そもそも「e-ラーニング」とは?
冒頭ではオンライン学習とお話しましたが、
少し「e-ラーニング」に関して詳しくお話していきたいと思います。
「e-ラーニング(e-Learning)」は「Electronic Learning」の略で、
電子的な勉強方法、つまり電子機器を用いた勉強方法のことになります。
スクールや本と異なりインターネットを用いての学習教材であるため、
教科書のような紙媒体を必要とせず、
またスクールのように勉強をする場所にもとらわれません。
新型コロナウイルスの影響により、対面での学習だけでなく、
オンラインでの学習も積極的に行われるようになりました。
そういった面でも今注目の学習方法であると言えます。
「e-ラーニング」の特徴
時間と場所を選ばない
先ほどもお話しましたが「e-ラーニング」はオンライン上での学習であるため、
スクールなどに行く必要がなく、自宅で学習を行う事ができます。
教材によってはスマートフォンから学習を行う事ができるものもある為、
場所を選ばずに学習が可能です。
また、自分のタイミングで学習を行う事ができるため、
通勤、通学中やお昼休みなど隙間時間に学習を行う事もできます。
スクールという学習方法を選択した場合はまとまった時間を用意して、
特定の場所に行く必要がありました。
そういった「時間と場所の縛り」がない点は、
「e-ラーニング」の優れている点と言えるでしょう。
始めやすい
「e-ラーニング」はスマートフォンやパソコンから勉強をする教材であるため、
すぐに学習を始めることができ、
始めるための敷居が低いこともまた特徴であると言えます。
本での学習の場合は、本を買いに本屋に行ったり本が届くまで待ったりする必要がありますし、スクールの場合は申し込みをして特定の日時まで待たなければいけません。
従来の学習方法と比べ時間的なロスがないことも優れている点でしょう。
また、無料で学習を始めることができる教材も存在するため、
その部分も学習の始めやすさに拍車をかけていると言えます。
比較的安価で学習をする事ができる
「e-ラーニング」の場合、学習に必要なお金が比較的安価で済みます。
教材によっては無料で学習を始めることができますし、
有料会員となった場合でも月額1000円程度のお値段である場合が多いです。
また、学生の場合無料で学習をすることができる教材なども有りますので、
スクールに比べると比較的リーズナブルに学習をすることができます。
学び方が多様
オンライン学習という特性上様々な形での学習を提供できる点もまた特徴です。
例えば「動画」を見ながら学習を進めるタイプの教材もありますし、
「スライド」が用意されており、スライドを見ながら自分のペースで学習、
並びに復習が行える教材もあります。
また、「ゲーム形式」でゲームを進めながら学習を行える教材もあります。
分かりやすさを追求した結果として生まれた様々な学び方の中から、
自分に合った勉強方法を選択することができるという点は、
ほかの学習方法にはない大きな特徴であると言えるでしょう。
勉強する順番が明確にわかる
例えば本を購入して独学で学習をした場合、
入門部分を勉強した後に次に何を学べばよいのかわからなくなってしまう方がいます。
独学の場合ですと自分で勉強の進捗管理をするわけですから、
どうしても勉強する中身を自分で考える必要が出てきてしまいます。
「e-ラーニング」の場合、勉強のカリキュラムが組まれていることになる為、
次に学ぶ内容を悩む必要がなくなります。
中には自分の現在の進捗状況を数値化してくれるものもありますので、
習得までの道のり、ゴールの把握がしやすいです。
「e-ラーニング」教材の選び方
「e-ラーニング」の特徴に関してこれまでお話してきました。
しかし、一言に「e-ラーニング」と言ってもたくさんの種類があります。
そこで自分に合った「e-ラーニング」教材を選択する際に重視すべきポイントをお話していきたいと思います。
無料であるかどうか
すでに就職していて、
転職のためにプログラミングを学習しようとしている方なら良いのですが、
プログラミングを学びたいと考えている方の中には学生のような、
あまりお金をかけることのできない方も多くいらっしゃると思います。
あまりお金をかけたくない方は、
どの程度まで無料で学習ができるのかを把握しておくことが大切です。
無料でも300本近くの解説動画を視聴することができるものもありますし、
無料だと本当に基礎の部分しか学習できないものもあります。
無料で学習できる範囲を把握して、賢く学習しましょう。
環境構築が必要かどうか
通常プログラミングの学習を始める際は、 環境構築という作業をする必要があります。
環境構築とはプログラミングをするためにソフトウェアをインストールして初期設定などを行う事です。
パソコンに慣れていない人ほどこの環境構築が苦手です。
プログラミングの学習がしたいのに、環境構築がうまくいかず、
いつまでもプログラミング学習を始めることができないのです。
「e-ラーニング」教材の中にはそんな環境構築を省くことのできるものもあります。
エディタと呼ばれるプログラム(コード)を打つための環境が教材の中に用意されていますので、特別な準備を省いて学習を始めることができます。
隙間時間を利用できるか
「e-ラーニング」にはスマートフォンから学習を行う事ができるものもあります。
スマホから学習をすることができれば通学中の電車の中や、
授業間の待ち時間、休憩時間に学習を行う事ができますので、
学習効率や学習のモチベーションの向上につながります。
まとまった時間を用意することが難しい方ほど、
隙間時間を使って学習できる教材を選択することは大切です。
どの程度学びたいかどうか
「e-ラーニング」教材の中にも入門に向いているもの、
詳しく学びたい人に向いているものなど様々な難易度があります。
自分がどの程度プログラミングを学びたいのかを考えておくことは大切です。
「とりあえずどんなものか体験してみたい」のであれば、
内容が簡単で理解しやすい教材を選びましょう。
「就職、転職したい。プログラミングを身につけたい」と考えているのであれば、
テストや実践問題が用意されている教材で学ぶと良いでしょう。
プログラミング学習に自身がないのであれば、一つの教材に縛られることなく、
まずは「動画で学べる教材で全体を流して学習」し、
そのあとに「実戦形式の問題がある教材で学ぶ」といった複数の教材を使ってみるという方法もあります。
どの言語が学習できるかどうか
プログラミングの勉強と言っても、プログラミングには様々な「言語」があります。
作成するプログラムの内容によって使用するプログラミング言語も変わってきますので、
自分の目的に合ったプログラミング言語が学べる教材を選択する必要があります。
例えば、Web系のページを作成したいのであれば「HTML」「CSS」を学びます。
AI関連の開発がしたのであれば「Python」を学びます。
ゲームの制作に携わりたいのであれば「C#」「C言語」を学びます。
とにかくプログラマーになりたい、汎用的に使える言語を学びたい、
仕事がある言語を学びたいのであれば「Java」を学びます。
自分のやりたいことを明らかにして、自分の目的が達成できる言語を学びましょう。
質問ができるかどうか
独学で勉強をする場合に多くの方が挫折してしまう原因として
「質問できない事」があげられます。
プログラミングをしていくとどうしても「エラー」というものが発生してしまい、
この修正が難しいため多くの方が苦労や挫折を経験してしまいます。
エラーに限ったことではありませんが、一人で学習をしていく以上、
質問や相談を行う事ができる環境の有無は大きなポイントになります。
「e-ラーニング」教材の中にはエンジニアの方に質問ができるものや、
学習している者同士が質問しあう機能が備わっているものもありますので、
できるだけ他人に質問をすることができる教材を選択したほうが良いです。
自分とって学びやすいかどうか
「e-ラーニング」教材には様々なものがありますので、
自分が学びやすい教材を選ぶことができます。
どうしても「数字」や「文字」ばかりのコードを見ることが退屈な方は、
「動画」で学べる教材のほうが勉強しやすいでしょう。
できるだけコードを打ち込んでアウトプットをしたい方は、
エディタと教材が一つの画面にそろっている教材のほうが学習しやすいでしょう。
勉強をゆっくり進めたい方や復習をできるだけしたい方は、ペースが一定の動画の教材よりも、スライド学習などの自分のペースで学習を進めることができるものが良いでしょう。
また、ゲームが好きな方は本当にゲームで学べる教材もありますので、
そういったもので少しプログラミングの触りを学んでみることもできます。
自分が学びやすいと思われる教材を選択しましょう!
Java学習におすすめの教材
みにプロe-Learning
みにプロ e-Learning(https://mini-pro.vih.co.jp/)
解説動画やゲーム形式の問題、ドリル形式の問題、ラップによる学習動画など
幅広いコンテンツを持っている教材になります。
ECサイトや予約サイト作成といった実戦レベルの問題も取り揃えているため、
入門レベルから実践レベルまで幅広い学習が可能です。
学習状況に応じて教材を開発したVIH(ベオスアイティーホールディングス)
に就職することも可能です。
また、学生の方は無料で学習ができるため、学生の方には特におすすめの教材です。
- 学生の方は無料
- 質問をする掲示板機能がある
- ラップ動画や解説動画でスマホからでも学習できる
- 実践レベルの問題を学ぶことができる
- 環境構築不要
- 学習後に就職が可能
ドットインストール
ドットインストール(https://dotinstall.com/)
動画による学習が主な教材になります。
取り扱われている言語の数も多く、その分レッスンごとの動画数も多いため、
幅広く勉強をしたい人に向いています。
動画を中心に学習を進めるため、わからない用語が出てきても動画に沿って学習をすればよいので、何となくでも学習を進めることができます。
そのため、未経験で入門レベルの方に特におススメできます。
- レッスン、総動画数が非常に多い
- 特にJavaScriptが充実している
- 環境構築が必要
- 質問は有料会員のみ可能
- 有料会員にならないと機能の制限が多い
- 動画教材で隙間時間に勉強ができる
Progate(プロゲート)
Pro-Gate(https://prog-8.com/)
ドットインストールのように全体を流して理解するのにはちょうど良い教材です。
スライド形式の学習を行っている教材なので、
ビジュアル的に内容を理解することができますし、
スライドなので自分のスピードで学習を進めることができます。
- アプリ版がある為スマホからでも学習できる
- 環境構築は不要
- スライド形式の学習で自分のペースで勉強できる
- 初級編であれば無料で学習できる
Paiza(パイザ)
Paizaラーニング(https://paiza.jp/works)
ゲーム形式の教材から3分の解説動画まで多種多様なコンテンツがある教材です。
無料で学べる教材ももちろんありますが、Paizaの転職サイトに登録することで一部のプログラミング学習を無料で受講することができます。
スキルを磨いていくことで、サイト内でレベルが上がり、スカウトが届くようになる為、 転職を考えている人向けの教材でもあります。
特徴
- 無料で学習できるコンテンツもいくつかある
- 環境構築は不要
- 動画、演習問題、エディタが一つの画面におさまっている
- プログラミングスキルチェックで自分のスキルが試せる
- 有料会員なら質問ができる
- スキルに応じてスカウトが届く場合がある
まとめ
「e-ラーニング」の説明から教材を選択する際のポイント、
おススメの教材などについてご紹介してきました。
「e-ラーニング」と一言で言っても様々なタイプのものが存在しますので、
今回お話ししたポイントを踏まえて、
自分の目的や状況に合わせて適切な教材を選択してください。
多くの「e-ラーニング」は基礎的な部分しか無料で利用できませんが、
学生の方であれば、「みにプロe-Learning」は入門から実践レベルの問題まで学習することができます。
ぜひ利用してみてください。
未経験からプログラマーを目指すなら
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ベオスアイティーホールディングスはIT教育に注力し、子供から学生、経験の有無を問わず育成してきました。
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